【富士登山体験談あり】子供は何歳から登れる?服装と持ち物や事前準備することを紹介

富士山

日本人だったら一度は富士山に登ってみたいと思いませんか?子供がいたら「一緒に登ってみたいな」と思う親御さんも多いのではないでしょうか。富士山は子供も知ってる日本一高い山ですし、富士山の頂上に登れたらかっこいいな!って子供も憧れますよね。

でもいざ登ろうとすると「果たして子供は何歳くらいから富士登山できるのか?」「うちの子は登れるの?」って不安になりますよね。富士山に登るときの服装や持ち物も何を着て何を持っていけばいいのかも知りたいですよね。

この記事では、小学生の子供と一緒に1泊2日で富士山に登った経験のあるママが、子供は何歳から富士登山できるのか。登る時の服装や持ち物、事前準備は何をしたらいいか体験談を元にまとめてみました。

目次

【富士登山】子供は何歳から登れるの?

富士山8合目元祖室に到着
富士山八合目に到着!

子供の富士登山は「小学生になったら大丈夫」「小学校高学年が好ましい」など様々な意見があります。何歳だったらいいという明確な決まりもありません。子供によってそれぞれ体力や登山の経験など個人差があるので最終的には親の判断になります。

友人の子供の幼稚園では、年長さんの行事として富士登山があると聞きました。その幼稚園では富士登山に向けて日頃から体力づくりをしてるようなので、事前準備があれば年長さんでも登ることは可能なようです。実際に私も、幼稚園生くらいの子供が登っているのをみましたよ。

子供が高山病になったときに自分の体調不良を親に伝えられるか。山小屋に宿泊する際、相部屋でも泣いたり騒いだりせず眠れるか。という点も判断の目安にするといいですよ。

あとは親子で低山に登ったりして体力作りや、山歩きに慣れておくとより安心ですね。

うちも下の子が、小学2年生の春から登山をはじめ、自宅近くの低山を何回か登ってから富士山にチャレンジしました!

【子供と富士登山】服装と持ち物

富士山の登山道
つづら折りの登山道をにひたすら登ります

富士山でビーチサンダルやパンプスのような靴で登っている人を見て目を疑ったんですが、絶対に真似してはダメです。しっかりした登山装備で登ってくださいね。

夏に登っても頂上は真冬のような寒さなので防寒着も必須です。以前登った時に防寒対策もバッチリだったのに雨と風の寒さで低体温症になりかけました。改めて山は危険なところだと思った出来事でした。

服装の基本的な考え方

登山の服装の基本的な考え方は「レイヤード(重ね着)」です。寒くなったら1枚着て、厚くなったら1枚脱いで温度調整してくださいね。富士山の場合は標高が高くなるとどんどん寒くなっていくので、重ね着していくイメージです。

登山中は汗をかくので、汗をかいてそのままにしておくと、体温を奪われて身体が冷えてしまいます。下着も含め吸水速乾性の化繊やウール素材のものがベスト。アウトドアブランドでなくても吸水速乾性の服や肌着は売っているので活用してくださいね。

防寒対策

富士山の麓と山頂の温度差は真夏でも約20度あります。風が吹くとさらに体感温度は下がります。レインウエアだけではなく、薄手のダウンジャケットやフリースは必ず持って行きましょう!うちでは星空観察したりご来光をみる時にはニット帽や、フリース素材のネックウォーマーなどを使っています。

靴は登山靴

最近では子供の登山靴もサイズやデザインも豊富に売られていますよね。足を保護するだけでなく、捻挫を防ぐ意味でもミディアムカットやハイカットの足首を包むタイプだとより安心。吉田ルートの下山道は小石が靴の中に入りやすいのでなるべくハイカットの方がいいですよ。

購入の際は、登山用品店で試してから足にフィットしたものを選んでください。うちの子供の登山靴はずっとモンベルで買っていました。

靴ひもがワイヤーでダイヤル式で絞めるタイプなので、靴ひもを結ぶ必要もほどける心配もないのでとても楽でした。よかったら試してみてくださいね!

防水対策をしっかりしよう

雨具は天候に関わらず、必ずザックに入れて持ち歩く大事なアイテム。肌寒い時の防風、防寒着にも使います。ペラペラの雨合羽やポンチョではなく、防水透湿性のある、上下セパレートのタイプを持って行きましょう。

持ち物

富士登山に必要な基本的な持ち物になります。

ザック

富士登山で1泊する場合は30~35リットルがおすすめです。防寒具やレインウエア、予備の着替え、小物などを入れると丁度よいサイズ感だと思います。そして子供のザックを軽くするために親のザックにできるだけ子供の物を入れてあげるといいです。うちも子供の着替えは親のザックに入れるようにしました。荷物は軽く、コンパクトにするのも疲れないコツです。

子供のザックは、普段使っているリュックサックで大丈夫。もしこの先登山をするのであれば登山用のザックを購入するといいですよ。

帽子

帽子は熱中症対策、日焼け防止対策に必須アイテムです。富士山は日差しをさえぎる物がないのでずっと直射日光を浴びることになります。紫外線はかなり強いのでツバのあるハットタイプの帽子がいいですよ。強風や突風も吹くのであごひもやゴムひもも必須です。

サングラスも照り返しなどから目を保護できますね。

ヘッドライト

富士登山ではご来光を目指し、夜明け前の暗闇の中を歩くのでヘッドライトは必須アイテムです。夜間に歩かないとしても消灯後の山小屋の中でトイレに行くときに使ったり薄暗い中で荷物の整理するときにも使ったりと、何かと使うシーンは多いです。登山専用の小型の物を一人一つ持って行きましょう。うちの子供たちはモンベルの子供用の小さくて軽いヘッドライトを愛用しています。

手袋

怪我の予防、防寒用、日焼け防止と手袋の用途は多いです。私は日焼けと怪我防止に指先のカットされた登山用グローブを必ず使っています。指先が出ているとスマホの操作もスムーズですし何かと便利でおすすめですよ!そして雨の時は防水機能のある手袋を使っています。

子供は100均で売ってるような子供用の軍手でOK。雨の時はスキー用の5本指手袋でも代用できます。

レンタルを利用しよう

しっかりした登山装備が必要なのは分かった。でもこの先登山をするか分からないし、直ぐに成長する子供の装備を一通り揃えるのは出費もバカになりませんよね。

そんな時はレンタルを利用してもいいですね!富士登山に必要なウエア、靴、ザックなど一式借りることができます。

登山口で借りて、帰りに返却するショップ、店舗や自宅にて受取、返却ができるショップもあるので検討してみてください。もちろん大人のレンタルもありますよ。

こちらの記事に子供の登山の基本の服装を紹介していますのでよかったら参考にしてください!

親子で富士登山の事前準備をしよう!

富士山からのご来光
本八合目からのご来光

しっかり事前準備をして、富士山登頂を成功させましょう!

体力作りをしよう

普段なにも運動していない状態でいきなり富士山に登るのは無謀かもしれません。ハードな筋トレをする必要はないので、休みの日に少し遠くの公園まで散歩してみたり、長く歩く練習をするといいと思います。階段を上り下りするのも効果的な登山トレーニングになります。

我が家では、休日に家族で片道3キロのところにある神社までウォーキングして階段を上り下りしたり低山登山をしてトレーニングに励みました!

富士登山のルートを決めよう

富士山には4つの登山ルートがあります
  • 吉田ルート(山梨県)
  • 富士宮ルート(静岡)
  • 須走ルート(静岡)
  • 御殿場ルート(静岡)

吉田ルートは山小屋も多く、登山者も多いので道迷いの心配もなくて初心者には心強くイチオシです。ツアーバスも多くアクセスの良さはダントツ。富士スバルラインを使って5合目まで観光に行く方も多いですよね!

うちもこの吉田ルートを使いました。混雑を回避するため8月の第1週目の平日に登ったので激混みという感じはなくスムーズに登れましたよ。

次におすすめなのは、富士宮ルートです。このルートの魅力は5合目から山頂までの標高差と距離が一番短いことです。静岡側になるので太平洋を眺めながら登ることもできちゃんうんです。吉田ルートと同じく合目ごとに山小屋もあるので休憩やトイレの心配もありません。

須走、御殿場ルートも魅力ですが距離が長いことや山小屋がすくないので初心者にはちょっと不安ですよね。初めて富士登山にチャレンジするのであれば吉田ルートか富士宮ルートがおすすめです。

吉田ルート
  • 標高差:1405 M
  • 距離:登り約5.8 km 下り約7 km
  • コースタイム(大人の場合):登り6時間30分 下り3時間50分
富士宮ルート
  • 標高差:1330 M
  • 距離:登り約3.7 km 下り約3.7 km
  • コースタイム(大人の場合):登り5時間45分 下り3時50分
須走ルート
  • 標高差:1740 M
  • 距離:登り約5.9 km下り約6 km 
  • コースタイム(大人の場合):登り7時間 下り3時間40分
御殿場ルート
  • 標高差:2260 M
  • 距離:登り約9.8 km 下り約8.2 km
  • コースタイム(大人の場合):登り8時間15分 下り4時間30分

山小屋を予約しよう

富士山の山小屋
各合目にある山小屋

どのルートを登るのか決まったら山小屋を予約しましょう。

吉田ルートには各合目に山小屋があるので、初日にどこまで登るか決めたらその合目にある山小屋を必ず予約しましょうね。うちは知人の紹介で本8合目の山小屋を予約しました。そこは個室はなく、広いベッドに到着順に詰めて寝ていくタイプでした。

個室や少人数の相部屋のある山小屋もあるので問い合せしてみてくださいね。

歩き方のコツを知っておこう

まずは高所順応

富士山の5合目に着いたら、身体を高所順応させるために1時間以上は過ごしましょう。食事をとってたっぷり水分補給もしてください。トイレを済ませ準備を整えているとだんだん身体も慣れてきます。5合目で前泊をするのもおすすめですよ!

うちは帰りに買うお土産を見て時間をつぶしました。

超ゆっくり歩く

歩き始めはつい早足になりがち。急いで登ると高山病の原因にもなるので常に一定の速度で歩くことが大切です。遅すぎじゃないかと思うくらいのスピードを意識して、平らな道も超ゆっくり歩きましょう。うちは夫が先に歩くとどんどんペースが上がって、子供からブーイングが!なので私が先頭を歩いてゆっくりペースを保つようにしています。

山小屋でたっぷり休養して翌朝出発しよう

山小屋に到着したら、景色など眺めたりしてゆっくり休みましょうね。無理して山頂まで登らず泊まることによってさらに高度順応もバッチリ!翌朝のご来光を拝んでから山頂へ出発しましょう。

うちは翌朝暗いうちに出発して、山頂でご来光を拝む予定でした。でも、山小屋のご主人に「子連れは山小屋でご来光を見て、明るくなってから出発した方がいいよ!」とアドバイスをもらって変更することに。

理由は8合目も山頂で迎えるご来光も変わらないし、無理して暗闇の中を歩くのは危ないよ。ってことでした。おかげで山小屋で朝食も食べて余裕をもって出発することができました。

8合目から山頂が正念場!

朝の歩き出しは身体が重いので、ここでもゆっくり歩きです。8合目からは急な上り坂が続いて、きついですけどペースを乱さずに一歩一歩頑張って登りましょう。

登っている時に、いつも同じ場所で休憩するツアー客のあとを歩かせてもらったんですが、ガイドさんの歩くペースが本当にゆっくり!でもそのゆっくりペースのおかげで疲れずに登れるんですよね。ガイドさんも「○○ファミリーもレッツゴー!」ってうちの家族にも声をかけてくれて、子供たちも張り切って登ることができました。

山頂へ

富士山頂上の火口と剣ヶ峰
富士山頂上の火口と奥の一番高いところが剣ヶ峰

きつい坂を登りきると日本一の富士山に到着です!頂上は広くて人でごった返している印象でした。

富士山超頂上奥宮で子供たちは金剛杖に焼印を押してもらって嬉しそう!各合目の山小屋で焼印を押してもらえるのは子供にとっては励みにもなるし記念にもなりますよね、うちにもまだ金剛杖残っていますよ。

頂上からの景色はどこまでも続くまばゆいほどの雲海が広がっていて幻想的でした。私は2度目の挑戦で登頂成功!感無量でした。

下山

吉田ルートは砂れきの道が延々と続くんですよね。かかとから着地するように意識して歩くと滑りにくく踏ん張りも効きますよ。私は足をとられて転んだので気を付けてくださいね!

下りだからと走ったりしないで一定のペースを守って歩きましょう。

登頂成功のポイント

子供と初めての富士登山を成功させるためのポイントをまとめてみました。

  • 小屋もルートも比較的空いている平日を選ぶ
  • 弾丸登山や夜間登山はしない
  • 1泊2日で計画をたてる
  • 初日は5合目から出発し7合目~8合目で泊まる(要予約)
  • 基準のコースタイムより1.5倍くらいの時間割りで計画する
  • 数日前より体調管理に気を付ける

まとめ

子供によって体力も経験も違うので、何歳だったら富士登山できる!とはいえません。経験豊富で体力があれば幼稚園児でも登ることはできると思います。

ただ、体調不良を自分で伝えることができるか。混雑した相部屋で周りの人に迷惑をかけずに寝泊りできるか。などを考えると、より意思表示や自己管理のできる小学生になってからの方が安心ですよね。

なにより親子で日本一の富士山に登りたい!という気持ちが大切ですから事前にしっかり準備をして余裕をもったスケジュールでチャレンジしてみてください。

日本で一番高い富士山に登った爽快感や達成感はきっと忘れられない親子の思い出になるはずです。

目次