子供って突然「トイレに行きたい!」しかも「もう我慢できない」なんて言いだしたりしますよね。近くにトイレがあればいいけど、もし登山中でトイレが近くにない場所で言われたら。慌ててしまいますよね。
我が家でも、まだまだトイレまでは時間がかかる登山道で子供に「おしっこしたい!我慢できない」と言われたことがあります。尿意や便意は生理現象だからなかなかコントロールできませんよね。大人なら多少我慢できても子供は待ったナシです。そんな時どうしたらいいのか不安になりませんか。
この記事では、登山している時に子供がトイレをしたくなった時の対策やあると便利な持ち物を子連れ登山歴4年のママがアドバイスします!
子供が登山中にトイレに行きたくなった時に困らないための対策

登山には携帯トイレを持って行きましょう!
大勢の登山客が訪れるような整備された登山道であってもトイレは少ないです。トイレがあっても長蛇の列なんてこともあります。そんな時、お子さんが「トイレ」となれば間に合いませんよね。そんなときは携帯トイレがあればいつどこで「トイレ!」と言われても安心です。
子連れ登山で使える携帯トイレと便利な持ち物

山に持っていく携帯トイレやトイレットペーパーなど、トイレの際にあると便利なものをまとめました!
携帯トイレとオムツ
山に持っていく携帯トイレはアウトドアショップでも売っていますが、100均で売っている携帯トイレでも大丈夫ですよ。
おすすめなのは大便小便兼用のものです。子供や女性にはしっかり自立するものが使いやすくて安心です。
我が家は、アウトドアショップで売られているものや、防災グッズに入っている携帯トイレを持って行きます。
他にはお子さんのオムツでもいいと思います。大人で介護用オムツを持参する方もいます。オムツをはくのではなく両側を破いて広げて敷きその上で用を足します。ペットがペットシーツの上でするイメージです!終わったらペーパーも一緒にクルクル丸めて持ち帰ります。
トイレットペーパー

トイレ用にトイレットペーパーを持参するといいですよ。万が一トイレにペーパーがない時も使えますし、山で使って持ち帰った後もトイレに流せます。ポケットティッシュだとトイレに流せないので気を付けましょう!
半分くらい使いかけの方がコンパクトになってかさばらないですよ。ペタンとつぶしちゃってもOK!芯の穴に紐を通して首から掛けれるようにしておくと両手が空くので使いやすいです。
我が家では手首に巻けるポケットティッシュ入れを各々が使っていて、中にはモンベルの水溶性のティッシュを入れています。コンパクトでいいんですが、ティッシュをたくさん入れると出しにくくて破けてしまうところが残念ポイントです。
ポンチョを使って隠そう
携帯トイレを使う時に陰になる場所がないこともあります。そんな時はポンチョが役立ちます。ポンチョ付き携帯トイレもありますし、トイレの目隠し専用ポンチョも売っています。
用を足していることが分かってしまいますが、それでもそのままよりは安心ですよね。ポンチョ以外ではツェルトで隠すこともできます。
うちでは子供だけだったので木の陰に行ってさらに私の上着で囲うようにして隠しました。
使用済みの携帯トイレは持ち帰る
山で使った携帯トイレやオムツ、トイレットペーパーは持ち帰るのがマナーです。
山での排泄物やペーパーを放置することによる環境への影響が深刻になっています。豊かな自然を守るためにもゴミは持ち帰ってくださいね。
持ち帰る際の臭い対策には、ジップロックなどの袋に入れてきてそれに入れるか、生ごみの臭いをカットするゴミ袋も使えますよ。
我が家では、アウトドアショップで買った登山用のゴミ袋に入れて持ち帰ります。入り口がフックになるのでザックに掛けることもできるので荷物とゴミを分けて運べて便利です。
山のトイレ事情

山では、主にルート上の公衆トイレや山小屋にあるトイレを利用することになりますが、色々なタイプのトイレがあります。
有料トイレ
山のトイレは維持費がかかるのでチップ制が多いです。1回100円ほどです。
山に行くときは小銭を多めにもって行きましょう!
手も洗えない可能性もあるのでウエットティッシュや除菌スプレーがあると便利です。
ペーパーが流せないトイレ
山ではトイレットペーパーは別に捨てるトイレが多いです。専用の段ボール箱やゴミ箱が設置されているのでそこに捨てます。普段の癖でうっかり便器に捨ててしまわないよう、使う前にお子さんにも教えてあげてくださいね!
和式トイレ
山のトイレはまだまだ和式トイレも多いです。水洗式ではないところも多いです。
最近は和式トイレに慣れていないお子さんもいますよね。うちの娘も山で上手く使えずに、パンツとズボンを濡らしてしまったことがありました。足も痛いから使いたくない!と言い出すことも。そこでお店に行ったときなどに和式トイレを使うようにして練習したところ、一人で上手にできるようになりました。
暗いトイレ
照明もなく光もあまり届かないトイレの場合、中はほぼ真っ暗なこともあります。そんなときはヘッドライトが役立ちます。
我が家でも一人一つヘッドライトを持っているので暗いトイレの際は使っています。
まとめ
我が家の経験を元に、山で子供がトイレをしたくなった時の対処法をまとめました。
歩行時間の長い短いに関わらず携帯トイレを持っていれば、いつでも使うことができて安心ですよね。
携帯トイレは登山の時だけでなく防災グッズとしても利用できますし、レジャーや渋滞の時でも使えます。揃えておいても無駄にはならないですよ。
お子さんの急なトイレにも慌てることなく安心して親子で登山を楽しんでくださいね。