小学生の子供と初めての登山、子供にはどんな服装させたらいいんだろう?何か特別な持ち物は必要かしら?と悩む方も多いのではないでしょうか。
私も、普段着ている服じゃダメなの?子供の成長は早いしわざわざ登山の為に服を揃えるのは勿体ない気もする。と思っていました!
この記事では、小学2年生と4年生の子供たちと登山を始めた、子連れ登山歴4年のママが登山の基本的な服装、持ち物やあると便利な物を紹介したいと思います。
登山する子供の基本の服装

登山服は子供の安全が第一優先です。
- 動きやすい長袖と長ズボン
- 汗をかいてもすぐに乾く素材
- 重ね着で寒さ対策をする
この点を考えて揃えるといいですよ!
長袖と長ズボンが基本
日焼けや虫刺され、怪我から肌を守るために伸縮性のある長袖、長ズボンが基本です。
真夏なら半袖Tシャツ、短パンでも大丈夫です。ただし、登り始めや標高が低いうちは暑くても、山頂などでは肌寒さを感じることがあるので長袖の上着は必ず持って行きましょう。
短パンの場合は下にスパッツをはくなど、なるべく素肌の露出は控えてくださいね。
素材は吸汗速乾機能
素材選びも重要です!
沢山汗をかいたあと、そのまま放置すると身体を冷やす原因になるので下着、Tシャツ(半袖、長袖)、ズボンは吸汗速乾機能のものを選びましょう!
Tシャツやズボンはユニクロやワークマンで売っているような吸汗速乾機能のもので十分です。
吸汗速乾機能の下着はモンベルのようなアウトドア専門店や、ヨーカドーやイオンのようなお店の子供の下着売り場でも購入できます。
うちの子供たちは、ユニクロのエアリズムを着て登っていました!
重ね着で体温調整しよう
登山では重ね着(レイヤード)で体温調整をしましょう。下着の上に直接トレーナーなどの厚手の物を着てしまうと、暑くても脱ぐことができません。
下着、Tシャツ(半袖、長袖)、薄手の長袖シャツや薄手のジャンパーなどを重ね着して、暑かったら1枚脱ぐ、寒くなったらまた着るというようにこまめに脱着して体温調整するのがコツです。
低山でも山頂は風が吹いたり、汗が引くときに体温を奪われるので春や秋の登山ではフリースなども必要になります。
子供の登山用レインウェア

レインウェアは雨天時だけではなく、登山では防寒着としても活躍します。山のお天気は変わりやすく、晴れていても突然雨が降り出すこともあります。我が家でも登山しているときに太陽が出ていたのにあっという間に雨雲が沸いてきて土砂降りなんてこともありました。
天気予報が晴れでも必ず持って行きましょう!
素材は、雨の侵入を防いで、汗を発散させる防水透湿性を備えたものならジメジメした夏も快適です。形は、ポンチョやレインコートでも大丈夫ですが、上下セパレートタイプであれば足元も濡れずに済みますよ!
今後、標高の高い山にも挑戦していくのであればゴアテックスのような素材で上下セパレートのレインウエアを用意してください。
【子供と登山】子供用リュックサック

リュックサックは日帰り登山であれば普段使っているものでOK!
でもこれから登山をするのであれば、軽くて機能的なアウトドア用を買うといいですよ。
素材は、ナイロンのような化学繊維であれば軽くて強度もあって濡れてもすぐに乾きやすいです。形はシンプルで、木に引っかかったりしないように正面から見て身体の幅に収まっているかもチェックしてみてください。
リュックサックカバー
雨で荷物が濡れるのを防ぐためのリュックサックカバーも用意しておきたいアイテムです。
リュックサックの大きさに合う専用カバーも売っていますが、ゴミ袋(ポリ袋)でも代用できるのでリュックサックの中に入れておいてください。
子供用の登山靴

登山靴も登山には欠かせないものですが、この先登山をするか分からないのであれば普段はいているスニーカーでも大丈夫です。
もし、これから登山を楽しみたいのであれば、登山靴を購入しましょう。坂道や岩場などから足を保護し、捻挫や怪我の防止にもなるのでなるべくハイカットのものをおすすめします。

うちではこの先も登山したいと思ったから登山靴を購入したよ!
購入の際は、アウトドアショップで店員さんに相談して購入するといいですよ。フットメジャーで計測してもらい、登山専用の靴下とセットで購入しましょう。
登山靴はスニーカーよりも底が硬いので、購入したら10~15分くらいのお散歩程度でいいので実際に歩いて慣れておきましょう!
子供の登山の靴下
登山の靴下はクッション性がって厚手の登山用靴下をはいてください。
もし普段のスニーカーで登るのでしたら、登山用靴下だときつくなってしまうので、つま先や踵が補強されたスポーツ用などの靴下でも代用できます。
登山用靴下を購入するのであれば素材はウールか化繊のものがおすすめです。ウールは吸汗速乾機能に優れていて蒸れにくいので夏でも快適!
うちでは4泊で北アルプスを縦走したとき、ウールの靴下2足をはき回しました。それでも消臭効果もバッチリで全く臭わず快適でした!
【子供と登山】子供用帽子の選び方


山は市街地よりも紫外線も強いので、日焼けや熱中症を防ぐために季節を問わず帽子をかぶることをおすすめします。
普段かぶっている野球帽のようなキャップタイプでもOK。ハットタイプがあればその方が首周りの紫外線対策にもなりますし、あごひも付きであれば風が吹いても脱げることがなくてより安心です!
親子で登山するときの子供の持ち物
荷物は軽量化重視!
重たい荷物を長時間背負うのは疲れてしまうので、子供のリュックサックには必要最低限のものだけ入れましょう。
~子供の持ち物~
- ウエットティッシュ
- ハンカチ、タオル(手ぬぐい)
- おやつ
- 飲み物
山では、水は貴重なもので水道が無かったり、トイレで手を洗えない事もあります。ウエットティッシュや手指を除菌ジェルなどあると安心です。
おやつはアメやチョコレート、小粒のクッキーやおせんべいのように軽くて食べやすく、すぐにエネルギーに変わるものがいいですよ!我が家では、一人一つのジッパーバックに大袋から出したおやつを小分けにして、各々が持って行きます。
手ぬぐいは、かさばるタオルの代わりに1枚持っていると便利です!濡れてもすぐに乾いて清潔で、万が一怪我や骨折した時にも添え木を巻く包帯代わりに使えたり、日焼け防止に首に巻いたりと万能です。
軍手は岩場を登ったりするようなコースがある山では手指の保護にもなりますし、防寒アイテムとしても使えます。大人は簡単に登れるような段差でも、小さな子供は手をかけて登ることがあるので1組もっていくといいですよ。
まとめ
小学生の子供と初めて登山する際の、基本の服装や靴、持ち物をご紹介しました。
- 長袖、長ズボンの動きやすい服
- 素材は吸汗速乾機能のもの
- レインウエアは必ず持つ
- 靴は登山靴がおすすめ
- リュックサックの中身は軽く
- 帽子は季節を問わずかぶろう
最初から全て登山専用の物を用意する必要はありません。これからお子さんと登山を続けられそうでしたら徐々に揃えてあげてください。うちでもサイズアウトのタイミングで普段と登山、両方に使えるものを買うようにしていきました。
快適な服装や装備は登山をより楽しいものにしてくれますよ!ぜひ親子登山を楽しんでくださいね。